PTA感動体験プロジェクト 4年生
- psnoncategorykonni
- 11月5日
- 読了時間: 3分
2025年10月23日
「牛乳から知る『食』と『命のつながり』」をテーマに、フリーランスの酪農ヘルパーであり、アニマルウェルフェア畜産協会理事の菊地純子さんを講師にお招きし、映像やクイズを交えて楽しく授業をしていただきました。
〜 みんなの給食に牛乳が届くまで 〜
《 肉牛と乳牛の違い🐄 》
肉牛は体が大きく筋肉質 (主にオス)
乳牛は肉牛に比べて体は小さいが、乳房は発達している (メス)
※牛乳が出る牛は赤ちゃんを産んだお母さん牛だけ。牛乳は仔牛が飲むために出るものです。(これ以外と知らない)
《 牛の一生🐄 》
生まれたての仔牛の体を本能で舐めるお母さん牛。ザラザラの舌で仔牛の体を乾かします。しかし間もなく仔牛はお母さんと離れて飼育されます。(仔牛の健康状態の確認や乳質や乳量を管理するため)
仔牛を探して1週間も鳴き続けるお母さん牛もいるそうです。
1歳を過ぎた頃に人工授精を行い、10ヶ月の妊娠期間を経て2歳前後で初めての出産をします。こうしてやっと牛乳が出ます!
その後牧場によって差がありますが、5〜6歳まで働き(その間3〜4回出産)、お肉になるため牧場を離れます。
《 酪農の未来と命への配慮🌱 》
映像では、牛が自ら回転ブラシの電源を入れ、痒いところに当てる場面がありました。
また、寝床の藁が綺麗になるとピョンピョン跳ねて喜ぶ仔牛たち。
牛も感受性のある動物だということが伝わります。
現在日本では麻酔なしで行われることが多い除角(角を切る処置)
についても触れ、痛みを伴うため麻酔を使用するなど、なるべく牛に負担をかけずに行う取り組みが広がってほしいとお話しされていました。
子どもたちは、初めて知る酪農のお仕事や牛について、自由にメモを取りながら、クイズにも積極的に参加していました。
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感想の一部を紹介します
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●牛を育てるのは、楽しかったり、大変だったり、悲しかったり、私は話を聞いていてたくさんの感情があることがわかりました。
●これから給食や家で牛乳を飲む時、感謝して飲もうと思いました。
●一番心に残っことは、お母さん牛の出産の時!いつか自分も出産するんだと思いました。
●牛さんをメインに教えて下さりましたが、野菜なども命があって、私たちはその命をもらって生きていることに改めて気づきました。
●ぼくも将来、酪農家になりたいと思いました。
今回のPTAプロジェクトは、新しいチャレンジの企画でした。
十勝に暮らしながらも、なかなか知ることのない酪農のお仕事を通して、食と命の繋がりを子どもたちと一緒に学べる貴重な機会となりました。
ご協力いただいたみなさんありがとうございました。

























